COMPANY 3、リドリー・スコット監督作「エクソダス：神と王」のグレーディングにDAVINCI RESOLVEを使用

カリフォルニア州フレモント 2014年1月15日 Blackmagic Designはこの日、Deluxe Creative Servicesの子会社であるCompany 3のカラリスト、スティーブン・ナカムラ（Stephen Nakamura）氏が、20世紀フォックスのアドベンチャー大作映画「エクソダス：神と王」のカラーグレーディングにDaVinci Resolveを使用したことを発表した。

映画「グラディエーター」や「プロメテウス」で著名なリドリー・スコット（Ridley Scott）監督は、ASC（米国映画撮影監督協会）のメンバーでもあるダリウス・ウォルスキー（Dariusz Wolski）撮影監督の3D映画撮影技術と最先端のビジュアルエフェクトを駆使して、古代エジプト王朝のファラオ、ラムセス（ジョエル・エドガートン：Joel Edgerton）に対して立ち上がり、エジプトから脱出する40万人の奴隷、繰り返す恐ろしい災難を背景に戦う主導者モーゼ（クリスチャン・ベール：Christian Bale）の物語に新しい息を吹き込んだ。「エクソダス：神と王」は、聖書を題材とする映画として一般的に連想されるものとは逸脱した作品となっている。「壮大な戦いや海を割るシーンを見せながらも、『十戒』や『ベン・ハー』とは違う種類の映画にするというのがアイデアでした。より現実的な感覚が得られるような作品になっています」と、ナカムラ氏。同氏は、ウォルスキー撮影監督の映像は、いつもグレーディング前の段階ですでに素晴らしいものであると話す。

2D/3Dディスプレイ用に映像を別々のフォーマットでマスタリングする上で、ナカムラ氏は常にあることを認識しておく必要があった。それは、2つのフォーマットではディスプレイ特性が異なり、最も明るいハイライトの部分でスクリーンに映る光の量が違うという点だった。2Dプロジェクションでは基準が14フートランバート（fL）であるのに対し、3Dプロジェクションの多くは3.5 fLであるため、ハイライトが非常に薄暗く、最も明るい部分と最も暗い部分のコントラストも大幅に少ない。

「3.5 fLで作業を行う場合は、ミッドトーンとシャドウができるだけ2Dバージョンと同様の適切なルックに見えるように、すべてを全体的に引き上げる必要があるんです」と、ナカムラ氏は説明する。「ただし、ミッドトーンやシャドウを正しく見せるために必要な作業を行うと、ハイライトがクリップしてきます。その場合は、クリップする部分をフレームから分離して、抑える必要があります。この作業は、Power Windowsを描いたり、ハイライトキーや他のツールを使用したりして、ハイライトを分離してミッドトーンやシャドウに影響を与えずに行う必要があるので、時間がかかる場合があります。」 しかし、DaVinci Resolve 11のカラーマッチパレットに搭載された「ハイライト」および「シャドウ」ツールは、ナカムラ氏にとって嬉しい驚きとなった。これらの機能によって、クリップする恐れのあるハイライトを3.5 fLディスプレイの範囲に抑えることができるため、以前は不可欠だった複雑な作業が必要なくなったのだ。

「今では毎回使用しています。『エクソダス』のように複数のディスプレイフォーマットをグレーディングするときは、なおさらですね。素晴らしい機能ですよ」彼は続ける。「すべてが適切に見えるよう、ハイライトを好きなレベルに抑えられます。難しいテクニックはもう必要ありません。」

「エクソダス」では張り詰めたシーンを筆頭に、多くの場面がサチュレーションの低い映像となり、冷たいトーンが多用されている。「サチュレーションの低いグレーディングを、イメージ全体に適用することもできました」ナカムラ氏は言う。「しかし、色、特に血の赤い色が、物語において重要な意味を持つ部分がありました」

「血の色をはっきりと見せる必要があったんです」彼は言う。「しかし、映像のサチュレーションを下げてしまうと、フレームの血の部分だけをキーイングして色を元に戻すことはできません。」彼はこの問題を解決するために、DaVinci Resolveのパラレルノード機能を使用したと説明する。「パラレルノードを使用して、1つのノードでサチュレーションの低いグレーディングを作成し、次のノードで血をキーイングしました。血をキーイングした部分では、サチュレーションの低いグレーディングと青みがかった色をすべてバイパスしました。この作業によって、ショット全体の流れに対して、血の色が人工的に見えないように調整できました。」

さらにナカムラ氏は、昼間のショットのルックを全体的に引き下げ、夜のシーケンスに使用した。同氏はその際、サチュレーションを落とすだけでなく、わずかな青みを加えて月の光も表現した。さらに同氏は、ハイライトキーを使用して空の色を抑え、Power Windowsとトラッキング機能を使用して登場人物の顔を引き上げた。

「登場人物が異常なほどに動いていない限りは、引き上げたい対象物の周りにシェイプを描けます。このトラッキング機能は非常に優れていて、仕上がりもとても自然になりました」ナカムラ氏は説明する。「空の入れ替えにデジタル素材も使用しました。VFX会社に、日中のショットに合う素材を別で提供してもらいました。夜のルックに変化させた際にうまく適合するか分からない素材を持って最終日まで待つのを避け、日中に撮影したショットに合った空や素材をVFX会社に作成してもらったんです。昼間のシーンを夜に変える作業をフィニッシングシアターですべて同時にできるよう、アルファチャンネルを使いました。」

ナカムラ氏は、「エクソダス」が、リドリー・スコット監督の他の作品と同様、困難かつやりがいのある刺激的な仕事であったと話す。「ビジュアル・ストーリーテリングの持つ力に対し、スコット氏以上に敏感な監督はこの業界にいませんよ」と彼は最後こう結んだ。

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