ROCK STAR HOTEL、BLACKMAGIC STUDIO CAMERA 4Kでライブストリーミングワークフローを構築

東京 2015年8月6日 - ブラックマジックデザインはこの日、大阪市にある、Rock Star Hotelの配信システムにBlackmagic Studio Camera 4K, ATEM Production Studio 4Kを含む多数のBlackmagic 製品が使用されたことを発表した。

Rock Star Hotelは、「ロックスター」をテーマとした、ユニークなホテル。ありきたりな宿泊施設を超えて、フード、ファッション、音楽といった最先端の「カルチャー」も発信している。すべての客室にはコンセプトが与えられそれに即ったアートワークが飾られている。若手クリエイターとコラボレーションして、映像作品を制作したり、音楽レーベルとコンピレーションアルバムをリリースしたりするなど、その活動は多岐に渡る。

同ホテルでは、プロモーションを兼ねて、DJを招いてのパーティなども開催されている。そういったパーティのプロデュースに携わっているがディレクター、浅沼拓歩氏だ。「Rock Star Hotelの全館を会場にしてダンスミュージックのパーティをする企画が上がり、チャレンジングなPRの手法として、そのパーティをストリーミング配信しました。それが好評だったので、これをレギュラー化することになったため、本格的にシステムを導入することにしました。」

Rock Star Hotelに導入されたのは、3台のBlackmagic Studio Camera 4K, ATEM Production Studio 4K, HyperDeck Studio Pro, ATEM 1M/E Broadcast Panel, SmartView Duo, SmartView HD, UltraStudio Express, HD LinkそしてMini Converter。「Blackmagicの製品でシステムを揃えれば、すべてラックマウントできるうえに、他社製品との相性の問題なども考慮しなくていいので、設定も楽ですし、導入コストも抑えることもできました。」と浅沼氏。

「Studio Cameraの利点はカメラ自体に大画面のモニターが付いていること」と浅沼氏。「余計なボタンが一切ないので、シンプルで使いやすいのです。このストリーミングは、ピントや合っているとか照明がちゃんと当たっているか、といった映像技術的なことよりも、その現場でのライブ感をいかにそのまま伝えるかことの方が大事です。そのためには、ビューアーのついた一般的なカメラよりも、カメラに画面が付いている方が調整がすばやく簡単にできるので適してると考えました。」

浅沼氏は続ける「誰でも簡単に使えるカメラであることも大事でした。Studio Camera 4K はプロクオリティだけど、初心者でも扱うことができるからです。」

現場では、ATEMスイッチャーの操作、リアルタイムの音声調整など、配信のクオリティコントロールは浅沼氏自ら行った。「Studio Camera 4KとATEMの組み合わせることで、ATEM側でカメラコントロールの機能を使って、編集ブース側からフォーカスやゲインなどを遠隔操作できる点は狙い通りでした。音声がATEMに取り込まれるときに、アナログからデジタル信号へと変換されます。デジタル領域でのクリップは、不快なクラックノイズとして配信されてしまうので、許されません。また、音楽もののパーティなので、進行上静かな曲やボリュームの大きい曲があったりします。聴きやすいように一定のレベルでの配信を心がけ、曲によって、カメラコントロール・ソフトウェアのマスターフェーダーを上げ下げして調整しました。

浅沼氏はスイッチャー側からリアルタイムでカメラの映像をカラーコレクションできる点も高く評価している。「何時間分もの収録素材をいちからカラーコレクションするのは、現実的ではありません。その点、ライブでカラコレができるのは大きなメリットです。まず、一台カメラの色を調整して、その設定をコピーしておけば、『paste to all』でその設定を複数のカメラに一度にペーストすることができます。このときは、サチュレーションを抑えてガンマにオレンジを足して、暗部を青に傾けました。本番中に照明状況が変わる場合は、その都度スイッチングしながら調整していきました。音声さえ気をつければ、後から編集しなくても、コンテンツがほぼ出来上がってしまうので、時間もコストも節約できます。」

「実は、こういった配信映像は、今まであまりクオリティの高いものがなかったため、あまりよく思ってないアーティストも多いのです。けれども、きちんとカラコレした配信映像を見せると、彼らの思っていた仕上がりと全く違うため、彼らの意識もガラッと変わるんです。それまで出演に対して乗り気でなかった人でも、OKの返事をいただいたり、次の仕事に繋がったりすることもあります。」

現在、Blackmagicのシステムを使用したRock Star Hotelのプロジェクトは、ホテル内のパーティにとどまらず、今年5月には京都で開催された野外フェスティバル、The Star Festivalの収録も行った。また、今後、Rock Star Hotel でエレクトロニック・ミュージックの番組を作る企画もあがっているという。「Blackmagic製品を使ったこのシステムに大きな可能性を感じています。」と浅沼氏は結んだ。

フォト

Blackmagic Studio Camera 4K、ATEM Production Studio 4Kおよびその他の製品写真はこちら www.blackmagicdesign.com/jp/press/images/

会社概要

Blackmagic Designは、映画、ポストプロダクション、放送業界に向けて世界最先端のビデオ編集製品、デジタルフィルムカメラ、カラーコレクター、ビデオコンバーター、ビデオモニター、ルーター、ライブプロダクションスイッチャー、ディスクレコーダー、波形モニター、リアルタイム・フィルムスキャナーを開発している。Blackmagic DesignのDeckLinkキャプチャーカードは、その品質と価格で放送業界に革命をもたらした。また、エミー™ 賞を受賞したDaVinciカラーコレクション システムは、1984年以降、テレビ、映画業界の中心となっている。Blackmagic Designは、現在も6G-SDI、12G-SDI製品、ステレオスコピック3D、Ultra HDワークフローなどの独創的な革新を続けている。世界をリードするポストプロダクションエディターやエンジニアにより設立されたBlackmagic Designは、現在アメリカ合衆国、イギリス、日本、シンガポール、そしてオーストラリアにオフィスを構えている。詳細はwww.blackmagicdesign.com/jp

