レスパスビジョン、MULTIDOCKを活用したMEGA MULTIDOCKインジェスト・システムを構築

東京、日本 2017年2月27日 ブラックマジックデザインはこの日、レスパスビジョン株式会社が、同社で展開しているHyperDeck Studio Proを使った高品質ライブ収録サービスのために、20台のBlackmagic Design MultiDock を組み合わせた「Mega MultiDock」システムを活用していることを発表した。同システムは最大80枚のSSDを同時インジェストでき、同社のライブ収録サービスの収録映像を効率的にインジェストすることを可能にしている。

レスパスビジョンは、映画、TVコマーシャルやミュージックビデオを多く手掛けるポストプロダクションで、近年ではポストプロダクション業務以外にも、映画製作やライブ収録事業など、幅広いサービスを提供している。早くからファイルベースワークフローに注目し、効率的なワークフローを顧客に提案しており、同社オリジナルのコピー作成用アプリ、RapidCopy(Pro)を開発、販売もしている。

同社のライブ収録事業でのチャレンジのひとつは、膨大な収録素材をいかに効率的にインジェストするかだった。ライブ収録時では毎回、数多くのintel製の 480 GB SSD および 東芝製の512GB SSDが使われており、収録後にそれらが同社のもとへ届く。プロダクションの規模にもよるが、最大80枚ほどのSSDが収録素材として届くこともある。同社のMega MultiDockは、それらを全てRaidを組んだ45台のHDDにベリファイコピーしていく。そのMega MultiDockを構成するのが、マウント用の20台のMultiDockとそれらを制御するRapidCopy Pro、そして3台のMacProだ。

同社Editorial I/O 部門の三宅邦明氏は、Mega MultiDock を構築した経緯をこう話す。「弊社では60台以上のHyperDeck Studio Proを使用してライブ収録業務を行っています。SSDに収録されたライブ映像を効率的にインジェストしたいということからMultiDockを使い始めました。」

「ライブ収録後、早く編集をスタートしないと、編集期間がどんどん短くなってしまいます。クライアントの求めるスピードに応えるためには、効率を上げる必要がありました。ライブの仕事が続くと、収録用のSSDを早くフォーマットして次の仕事に回さないといけないので、そこでもスピードが求められていました。」

三宅氏は続ける。「ライブ収録はQuickTime (以下QT)ファイルになるため、ファイルナンバーやリールナンバーなど、QTファイルのメタデータを編集するにあたり、Macで制御したかったんです。Macに対応していて、複数台をデイジーチェーンができる、そして省スペースに収まるようにラックマウントができるもの、ということで、MultiDockを使ったシステムを作ったんです。」

また、数多くのMultiDockをより効率的に制御するために同社のRapidCopy Proが使われている。RapidCopy(Pro)の開発に関わった同社システムエンジニア/ITマネージャーの澤津健吾氏は、こう説明する。「複数のMultiDockに刺さっているSSDを順番制御しながらコピーする必要があるため、RapidCopy Proにバッチコピー(ジョブリスト)機能を追加しました。こうすることで、例えば40枚のSSDがある場合に、ボタンを一度押せば１枚目から40枚目のSSDを、順番にコピーすることが可能になります。これによって、SSDのかけかえの手間が大幅に減りました。」

同社Editorial I/O部門の内海航氏はこう話す。「MultiDockがいい点は、デイジーチェーンができるところです。そのため、複数のMultiDockを繋げることができ、すべてのMultiDockで同時にインジェストが可能になります。結果的にスタッフが手動で作業する手数が減ったので、ヒューマンエラーが減りました。Mega MultiDockシステムによって今までより3~4倍くらいインジェスト作業の時間が速くなったと感じます」

「Mega MultiDock は、HyperDeck Studio Proを使ったライブ収録のインジェスト業務以外でも、弊社で映画撮影の仕事でSSD収録した場合などにも利用しています。すでにラックマウントされたシステムがあるので、他の仕事でも手軽に使えるので、いろいろな仕事で使っています。」と三宅氏は結んだ。

フォト

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会社概要

Blackmagic Designは、映画、ポストプロダクション、放送業界に向けて世界最先端のビデオ編集製品、デジタルフィルムカメラ、カラーコレクター、ビデオコンバーター、ビデオモニター、ルーター、ライブプロダクションスイッチャー、ディスクレコーダー、波形モニター、リアルタイム・フィルムスキャナーを開発している。Blackmagic DesignのDeckLinkキャプチャーカードは、その品質と価格で放送業界に革命をもたらした。また、エミー™ 賞を受賞したDaVinciカラーコレクション システムは、1984年以降、テレビ、映画業界の中心となっている。Blackmagic Designは、現在も6G-SDI、12G-SDI製品、ステレオスコピック3D、Ultra HDワークフローなどの独創的な革新を続けている。世界をリードするポストプロダクションエディターやエンジニアにより設立されたBlackmagic Designは、現在アメリカ合衆国、イギリス、日本、シンガポール、そしてオーストラリアにオフィスを構えている。詳細はwww.blackmagicdesign.com/jp

