世界各国のTV業界で使用されるフォーマットの数は増え続けており、これに対処することが求められていますが、Smart Videohubは事実上すべてのフォーマットを扱うことができます!525および625 SD、720および1080 HD、そして新しい4K Ultra HDフォーマットにも対応できます。異なるビデオフォーマットやフレームレートを同一のSmart Videohubで同時にルーティングできるので、放送業界で使用されるほぼすべてのフォーマットおよびスタンダードと互換性を持ちます。
SDIは、驚異的な信頼性を誇る、柔軟性の高いビデオです!SDIは、コンピューターベースのIP設定や複雑なソフトウェアを使用しません。つまり、SDIほど信頼性の高いビデオインターフェースは他にありません。SDIは非常にシンプルで、ケーブルに高速でピクセルを流すパイプラインの役割を果たします。接続するだけで、映像を得られるのです。SDIは、1本のケーブルに映像、オーディオ、タイムコード、メタデータをエンベッドしています。高い信頼性を誇るSDIは、ライブプロダクション、ポストプロダクション、放送用に最適と言えるでしょう。SDIは、拡張性のあるマルチレート・インターフェースなので、1本のケーブルでも、フォーマットやフレームレートを切り替えることができます。最新の12G-SDIテクノロジーは、最大2160p60のUltra HDと互換性がありますが、現在広く使用されているSD-SDIおよびHD-SDI機器とも使用できます。
Videohubは、すべての6G-SDI入力にSDIリクロッキング機能を搭載しています。SDIリクロッキングは、ビデオ信号を最高画質で再生成します。長いケーブルを使用すると信号が劣化するため、この機能は非常に重要です。高価な「デジタル」プレミアムケーブルは、この劣化を多少抑えることができますが、ケーブルが長くなれば、この品質劣化を完全になくすことはできません。SDIリクロッキング機能は、信号を再生成するため、スタジオのすべてのSDI機器でクリーンな信号を得られるのです。どれだけ長いケーブルを使用してもグリッチが発生することはありません。
イーサネットは、最も一般的に使用されているコンピューター・ネットワークのスタンダードで、世界中にある事実上すべての設備を接続することができます。Smart Videohubは、ハードウェアパネルでリモートコントロールしたり、あるいはイーサネット・ネットワークでソフトウェアを介してコントロールできます。すべてのVideohubコントロールパネルは、業界標準のイーサネット接続を搭載しているので、スタジオのどこにでも簡単にインストールできます。MacあるいはPCを使用している放送デザイナー、エディター、カラリストたちは、無償のVideohubコントロールソフトウェアを使用して、イーサネット上で瞬時に必要な信号の切り替え、ルーティングができます。
無償のSDKで独自のVideohubコントロールを構築!ソフトウェア開発キットを使用して、Videohubを自動放送システムに組み込んだり、独自のカスタムコントロールを作成したりできます。SDKは、Mac OS X、Windowsのどちらのオペレーティングシステムでも使用できます。デベロッパーは、コントロールプロトコル、ライブラリ、サンプルコード、ドキュメントなどを得られます!SDKには、すべてのVideohubモデルの統合をカスタマイズするために必要なツールがすべて揃っています。
Blackmagic Analog to SDI Mini Convertersを使用すれば、アナログ機器を簡単に6G-SDI Videohubに接続できます。Mini ConvertersのSDI出力にはオーディオがエンベデッドされており、直接ルーターに接続可能です。Teranex 2Dモデルを使用すれば、アナログからSDIへの変換だけでなく、高品質のアップコンバージョン、スタンダード変換も可能なので、HDインフラにSDビデオを加えることもできます。
SDIフォーマットは、ビデオ信号に16チャンネルのエンベデッドオーディオが含まれています。つまり、ビデオと同期した最大16チャンネルのモノラルオーディオ、8チャンネルのステレオオーディオを使用できます。アナログ機器にオーディオをルーティングする必要がある場合は、Mini Converterを使用すれば、簡単にSDI信号からデエンベッドできます。SDIエンベデッドオーディオの利点は、1本のケーブルで、ビデオと完全に同期したオーディオをルーティング/パッチできることです。
Videohubは、最高品質のビデオに対応するよう設計されています。つまり、あらゆるフォーマットの4:2:2、4:4:4品質、8、10、12 bitのビデオをルーティングできます。8 bitビデオより色を正確に表現できるため、10bitビデオが最も一般的に使用されています。8 bitビデオでは、カラーバンディングが生じてスムーズなグラデーションの段階が得られず、カラーバーのように見えてしまうことがありますが、10 bitで処理することにより、これを防ぐことができます。Smart Videohubはさらに、最新の12 bitビデオ信号にも対応し、より高画質を実現できる未来型の設計になっています。
ゲンロックは、複数のソースからのビデオ信号を同期させる機能です。ビデオが同期しているとクリーンな切り替えができ、モニターの点滅やグリッチ、ローリングなどの問題を回避できます。放送やライブプロダクションなど、ゲンロックが必要なアプリケーションでは、ビデオ同期信号をVideohubに接続して、クリーンな垂直インターバル切り替えを実現しましょう。同期切り替えが必要ない場合は、ゲンロックなしてSmart Videohubを操作することも可能です。