無償で同梱されている、Mac/Windows対応のATEM Software Controlにより、デスクトップやラップトップコンピューターから直接ATEMスイッチャーをコントロールできます。メディアプールへのグラフィックのロード、カメラのフォーカス、アイリス、カラーバランスの調整、スイッチャー設定の変更、カメラのオーディオミキシングが可能です。慌ただしいライブプロダクション環境で、複数のスタッフで作業している場合、複数のソフトウェアを使用することもできます。
今すぐ購入ATEM Software Controlはコントロールメニューが分かりやすくタブで分かれています。スイッチャータブには、スイッチャーのコントロールおよびキーの調整、トランジション、メディアプレーヤーなど多くのパレットが含まれています。設定タブでは、スイッチャーの設定変更や、マルチビューのカスタマイズが可能です。メディアプールタブはグラフィックを管理できます。オーディオミキサー用のタブには、すべての入力/マスターレベルをコントロール可能なフェーダーとメーターが搭載されています。
ATEMを使って効率的なライブプロダクションワークフローを実現しましょう!プログラムバスは常にライブの状態なので、入力ソースを選ぶとすぐにオンエアされます。プレビューバスを使うと、選択したソースがプレビュースクリーンに表示され、高度なライブスイッチングワークフローが実現します。次にオンエアされるソースを画面で確認してから、CUT/AUTOボタンでライブソースを切り替えられます。プレビューバスで次のトランジションソースを確認できるので、自信を持ってライブプロダクションを実行できます。
マクロは、ATEMスイッチャーで行う複雑な一連の操作を正確な時間設定でオートメーション化し、プログラムを次のレベルへと進化させるショートカットです。ビデオソース間のトランジション、キーエフェクト、グラフィックなど、あらゆる操作を記録して保存し、ライブプロダクションで使用できます。マクロはXMLファイルに保存され、標準テキストエディターで編集/結合できます。マクロを記録する際は、マクロウィンドウを開き、記録ボタンを選択して、スイッチャーの操作を行うだけで、変更したすべての設定が自動的に保存されます。作成したマクロは、マクロボタンを押すか、あるいはハードウェアコントロールパネルを使用して実行できます。
ATEMスイッチャーは、ライブプロダクションの際にすばやく、フレキシブルに操作できるよう設計されています。トランジションコントロール・ブロックは、任意のトランジションスタイルを即座に選択できます。1 M/E、2 M/E、4 M/Eスイッチャーを使っている場合、ミックス、ディップ、ワイプ、あるいはDVEやスティンガーから選べます。即座に画面を切り替えたい場合はCUTボタンを押すだけです。トランジションの時間を設定する場合は、AUTOボタンで実行します。フェーダーバーを使えば、完全にマニュアルで実行することもできます!
ATEMは、トランジションを精密に設定できます!スイッチャーコントロールの右側にあるスイッチャーパレットは、素早く論理的な操作が可能です。トランジションパレットを開くと、各トランジションタイプのすべての設定オプションを確認できます。トランジションタイプを選択し、個別のパラメーターを調整します。多くのオプションがあり、クリエイティブなトランジションを無制限に作成できるので、プロダクションに最適なスタイルのトランジションが必ず見つかるでしょう。
18個の内蔵ワイプパターンを使用して、100種類以上の異なるスタイルを作成できます。ATEM Software Controlのトランジションパレットで、理想的なワイプパターンを選択し、対称性を変更したり、反転させたりできます。ワイプパターンをぼかしたり、カラーボーダーの幅やソフトネスをカスタマイズすることも可能です。ワイプボーダーの内部にライブビデオを使用すれば、3系統のライブビデオを同時に使った面白い幾何学パターンを作成できます。ATEMライブプロダクションスイッチャーを使えば、柔軟性のある優れたワイプトランジションを使用できます!
DVEを内蔵したATEM 1 M/E、2 M/E、4 M/Eモデルは、パワフルな内蔵DVEトランジションで、プッシュ、スピン、スクイーズ、スウッシュなどの効果を使用し、ライブビデオを1つのカメラソースから次のソースへと切り替えます。トランジションパレットで、マルチDVEトランジションのオプションを精密にコントロールできます。35以上のドラマチックなDVEムーブから選択して、プロダクションの熱狂をレベルアップしましょう。DVEトランジションは、フリップ、反転が可能なので、クリエイティビティの幅が一層広がります。
ATEM 1 M/Eおよび2 M/E Production Studio 4Kモデル、ATEM 4 M/E Broadcast Studio 4Kのパワフルな内蔵DVEトランジションで、プッシュ、スピン、スクイーズ、スウッシュなどの効果を使用し、ライブビデオを1つのカメラソースから次のソースへと切り替えます。
ATEM Software Controlでカメラを完全に制御!新しいBlackmagic Studio Cameraは、カメラへのSDIプログラムフィードを介して制御できます。内蔵のカメラ設定やカラーコレクターをATEM Software Controlパネルからコントロールできるのです!インターフェースは2種類あり、1つは従来のカメラコントロールスタイルであるCCUレイアウト、もう1つはDaVinci Resolveのプライマリーカラーコレクターと同じカラーコレクター・インターフェースです。後者のインターフェースでは、DaVinci Resolveで培ったカラーコレクションのスキルを活かしてクリエイティブなライブプロダクションを実現できます。
ATEM 2 M/E Production Studio 4KおよびATEM 4 M/E Broadcast Studio 4Kで使用できるSuperSourceは、マルチボックスのピクチャー・イン・ピクチャー合成をライブプロダクションに簡単に追加できます!ATEM Software Controlでは、プリセットSuperSourceレイアウトを簡単に選択できます。また、レイアウトをカスタマイズすることや独自に作成することも可能です。すべてのコントロールを一箇所で行うことができ、プリセットの選択や保存、アートワークの追加、そしてサイズ、位置、ボーダー、クロップ、シャドウなど、各ボックスのパラメーターの調整を簡単に実行できます。
アップストリームの設定をカスタマイズしたら、「ON AIR」ボタンを押すだけでオンエア可能です。「ON AIR」ボタンは、キー信号のオン/オフを切り替えます。またどのキーがオンエアされているかを示します。ライブスイッチングを行っている場合、次のトランジションの一部としてキーを選択するためにも、使用しているキー信号を把握することは非常に重要です。各アップストリームキーヤーには、それぞれ専用のオンエアボタンが付いています。つまり、ATEM Production Studio 4Kには1つ、ATEM 1 M/Eおよび2 M/E Production Studio 4Kにはそれぞれ4つのオンエアボタンが付いており、新製品ATEM 4 M/E Broadcast Studio 4Kでは16系統のアップストリームクロマキーヤーを使用できます。
正確かつスピーディなキーイングを実行したい場合、ソフトウェアコントロールを使えば、高精度な調整が可能です。キー信号の背景が完全にフラットなことはありません。そのため、キー設定をリアルタイムで正確かつスピーディに微調整し、最高品質のライブ放送を実現できる使いやすいコントロール機能が不可欠です。ATEM Software Controlは、すべてのキーパラメーターの精密なコントロールが可能です。マウスやトラックパッドを使用してキーを調整し、パーフェクトなキーイングを実行しましょう。
使いやすいコントロール機能で、キー設定をリアルタイムで正確かつスピーディに微調整し、最高品質のライブ放送を実現
オートトランジションは、AUTOトランジションボタンを押すだけで、スムーズなトランジションを実行できます。ATEM Software Controlで、実行したいトランジションのレートを1〜250フレームで選択します。あとはAUTOボタンを押すだけで、ATEMライブプロダクションスイッチャーが完璧なタイミングでスムーズなトランジションを実行します。ディゾルブ、ディップ、ミックス、キーソースのフェード、ワイプ、アニメーションDVEトランジションなど、ATEMスイッチャーに内蔵されているすべてのトランジションでオートトランジションを実行できます。
「PREV TRANS」ボタンを使えば、実際にオンエアする前に、トランジションを実行して確認できます。ATEMライブプロダクションスイッチャーのプレビュービデオは、マルチビュースクリーン、あるいはスイッチャーのSDIプレビュー出力に接続したモニターで確認できます。プレビュー・トランジションは、ミックス、ディップ、ワイプ、DVE、キーなど、複雑なトランジションを、プログラム出力に影響を与えずにチェックできます。プレビュー・トランジションは、オンエアする前にトランジションが完璧かどうか確認する最良の方法です。
プレビュー・トランジションは、ミックス、ディップ、ワイプ、DVE、キーなど、複雑なトランジションを、プログラム出力に影響を与えずにチェック!
フェード・トゥ・ブラック(FTB)機能は、プロダクションの開始時や終了時、あるいはコマーシャルに入る際などによく使用されます。FTBはスイッチャーの最後のレイヤーなので、すべてのレイヤーを同時にフェードダウンします。プログラム出力がフェードすると、もう一度ボタンを押すまで、FTBボタンは赤く光り続けます。もう一度ボタンを押すと、ブラックから同じレートでフェードアップします。専用のフェード・トゥ・ブラック・ボタンで、すべてのソースを同期させてクリーンなフェードができるので、番組の終了時に最適です。
専用のフェード・トゥ・ブラック・ボタンで、すべてのソースを同期させてクリーンにフェードするので、番組の開始時や終了時に最適
内蔵のマルチチャンネル・オーディオミキサーは、スイッチャーの入力、HiFiおよびバランスオーディオ入力端子からのオーディオのレベルとバランスを調整できます。入力系統ごとに測定できるので、各ソースのオーディオレベルを常に正確に把握できます。スイッチャーソース変更時に、オーディオがオート・フェードアップ/ダウンするよう設定でき、ミックスしたオーディオがすべてのビデオ出力にエンベッドされます。
複雑なスイッチャー設定も、コンピューターにすばやく保存して、必要な時にいつでも呼び出せます。スイッチャー設定のすべてあるいは一部を、時刻を記録したXMLファイルとして保存できるので、保存した設定に誤って上書きしてしまうことはありません。スイッチャーの位置、キー、ワイプ、DVEムーブ、そしてメディアプールの全コンテンツも保存できます。アップデートしたメディアは、保存するたびに全てメディアフォルダーに追加され、最新のXMLにマッピングされます。これは、ATEMスイッチャー間でジョブの設定を移動させる際に非常に便利です。
ATEMはすべてのRGBAグラフィックおよびクリップを簡単にダウンロードできます。ソフトウェアコントロールのメディアタブから内蔵メディアプールの管理や、ロードした各グラフィックの状態の確認ができます。メディアプールのスペースにフレームをドラッグ&ドロップすると、自動的にスイッチャーにダウンロードされます。また同梱のPhotoshop CCプラグインからグラフィックを直接ダウンロードすることもできます!メディアプールは、スイッチャー・スナップショットとして保存できるので、1枚のディスクでスイッチャー設定とグラフィックを保存できます。
一般設定
オーディオ
MultiView
ラベル
HyperDeck
リモート
ジョブを設定する際、スイッチャー設定タブでスイッチャーのビデオフォーマットやメディアプールサイズ、メディアラベルを変更できます。また、マルチビュー出力はカスタマイズ可能。カメラ入力とプログラムビューを4通りの異なるレイアウトに配置できます。ATEM Software Controlには、すべての設定が揃っているので必要な時にすぐに変更でき、スイッチャーを簡単に設定できます。もちろん、新規のジョブの設定も簡単です。
ATEM Software Controlはラップトップからでも操作可能なので、ATEMライブプロダクションスイッチャーをどこにでも持ち運ぶことができ、ライブスイッチング、キーヤー、トランジションコントロール、メディアプール、スイッチャー設定、オーディオミキシングなどのスイッチャー機能を完全に制御できます。ATEMスイッチャーとラップトップコンピューターは非常に小型なので、鞄やバックパックに詰め込むこともできます。ATEMほど可搬性に優れたソリューションはありません。あらゆるイベントに携帯しましょう!